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書庫カテゴリ一覧詩篇書庫index › 「じめん」

::::: 「じめん」

香しき肌から零れ落ちた
全ての欠片を踏み躙りそれは
犠牲だと偽り その上に立っている

あいってあなたのためではないの
いまっていつでもおとずれるものなの

ね いたかったっていってもそれはみえないでしょ
ながれているのはまっかなちではないでしょ
だれがわかるっていうの だれがわかるっていうの

蒼い海が見える丘で
正面よりも右寄りの風を受けながら
無表情極まりない瞳は訴える

こいってたくさんおちているものなの
かこってすぐにでもすてられるものなの

ね きのうはもういまではないでしょ
ここにいるってことだれでもしってるでしょ
むだなことってあるわけない むだなことってあるわけない

真剣になればなるほどの代償
押し潰されて 再び零れる欠片は
新しすぎて地面に馴染まない

懸命に踏みつけて 踏みつけて
他の沢山と見分けが付くあいだ
朝も昼も誤魔化そうと踏みつけて

何かが歪んで額から汗が流れて
零れ落ちて欠片が増えて それでも

(何も変わらない姿のままのあたしが時間の上に立ってる)

作)1996年10月06日

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